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うぇるちまんのお遍路日記 六日目

うぇるちまんの一人語り
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どうも。うぇるちまんです。

遭難しました。

二十番札所 鶴林寺

昨日泊まった宿の「ふれあいの里 さかもと」から道の駅まで送迎してくれるはずだったのですが、朝のんびりしてたら乗りそこねて、7人のご年配の方々は先にいき、僕だけ取り残されました。

仕方がないので自分の足で移動します。

道の駅のあたりから鶴林寺まで舗装された道路沿いに行けるのですが、道の駅までは1時間半ほどかかります。

スタート地点までで1時間半ぶっちゃけ後悔しましたね。

ですが途中で登山口を発見。

どうせなら登山してやろうと突入しました。

クソしんどい。

そんなこんなで1時間半ほど登山して二十番札所の鶴林寺に到着。

イヤーかっこええ。

参拝してお次へ。

二十一番札所 太龍寺

こんどはアホほど山を下ります。

道中で先に出発してた宿で一緒やった人らを全て追い越しました。

若さ最強卍!

道中の橋が絶景でした。

写真じゃ伝わらないこの感動。

そうして2時間ほど山を下ったり登ったりして二十一番札所の太龍寺に到着。

山門がめちゃかっこいいのと、お寺のなかもイカしてました。

参拝してベンチでお昼を食べます。

宿で1個90円でつくってもろたおにぎりと、無人販売所の梅干しと昨日お接待で貰ったみかん1個です。

そうしてだらだらしてると、昨日同じ宿やった箕面のおばちゃんに再会。

そのおばちゃんは台湾人の女性と一緒に歩いてました。

恐るべきコミュ力。真似できない。

どうやら台湾人の劉さん(仮)が今日泊まる宿が僕と近いらしく一緒にいくことに。

あと緑内障でほとんど目が見えない梅本さん(仮)がまだ宿を取っていないということで僕が泊まる民宿パンダヤさんに連絡してみたところ予約できたので一緒に行くことになりました。

底辺高専生うぇるちまん、日本でお遍路と高野山と熊野古道をまわり亡き祖母に捧げる台湾人の劉さん、緑内障の梅本さん。

愉快な仲間たちです。

劉さんがお昼を食べるのをまっていざ出発。

山を下ろうとすると劉さんが翻訳アプリを差し出して

「私はケーブルカーに乗ります。景色が良いそうなので」

愉快な仲間たち解散。

二人で山を下ります。

遭難

梅本さんは目がほぼ見えないので僕が道案内するんですが、案内もなにも僕も初めて。

結論からいえば道を間違えてえらい目にあいました。

現在はほぼ使われていない道に入ってしまい、整備もされてないので、倒木だらけ、道は崩れ放題でした。

なんどか足を滑らせてほんとに死ぬかとおもいました。

しかも一緒にいるのは目の見えない梅本さん。

ことあるごとに声をかけて、ありとあらゆる注意をして、崩れた道をともに滑りおりて。

梅本さんはたぶん僕の十倍は怖かったとおもいます。

遭難したときってどこに電話するんやろとか話してました。

そうして3時間ほど道なき道を下り続けて、たどり着いたのは宿とは全然別方向。

宿までは歩いて2時間半かかります。

その旨を宿のかたに電話すると車で迎えに来てくれることになりました。

ひとり500円です。

まあ仕方ない。仕方ないというかありがたい。

まじでいままでの人生で1番の命の危機でしたね。

生きて帰れたのが不思議なくらいです。

山を下りたところて地元の人に出会いびっくりされました。

あっこからおりてきたんですか!?みたいな。

まじで申し訳ないことをした。

お宿へ

そうして宿へつきました。

民宿パンダヤさんです。

まじていい宿。ご飯は地元で取れた野菜とか山菜の天ぷらとかたけのこご飯とか寿司とか果物とか。

梅本さんのために明日泊まる宿に電話してくれて明日のルートも教えてくれて、晩御飯のおすすめまで教えてくれました。

あとなんかカステラもろた。

またいつか泊まりたいですね。

あとがき

なんかよくわからん板を踏んでお遍路完了した方々がいらっしゃるようですが、あなたがたは視覚障害者の老人を支えながら山を遭難する経験はできないでしょう。

とても貴重な経験でした。

二度とご免です。

梅本さんとは明日も一緒に歩く予定。

明日は山じゃないのでおーけー。

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